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感想記

2024年 3月

◯本

 怒りや恨みは何故持続するのか、が知りたくて手に取ったのだが、まあ人生色々あるけど頑張りましょうみたいな内容だった。

 

◯漫画

 女子高生の日常が需要あるんだから男子高校生の日常にも需要があるはず!という発想なのだろうか。何にせよそれなりに売れて賞も取った作品らしいので、その考えは間違ってなかったのだろう。

 

 短篇集も面白かったが、長編も面白かった。

 ダンジョンのモンスターを調理して食べる一風変わったグルメモノ、という一発ネタにせず、そこから上手く話を膨らませていったあたりは流石。

 大きなテーマはもちろん食事だが、異種族との交流や共存といった現代っぽいテーマも取り扱っており、令和だなと思った。

 

 短篇集。活動の初期のものらしく、確かに荒削りなものもあるが、後半の作品はどれも面白く、才能を感じさせる。

 

 地動説の研究や提唱が特定の宗教から異端とされていた架空の時代・設定の話。人間の知的好奇心とそれに歯止めをかける者たちの闘争が描かれており、基本的には、ある者が地動説の研究をしていることが異端審問官にバレて追われるという展開の繰り返しとなる。最後はメタネタっぽかったが、この辺の事情に詳しくないので、よくわからなかった。

 

◯映画

 南極地域観測隊の日常が描かれたコメディ。隔絶された暮らしの中でそれぞれ気づくことがあったり、離れて暮らす家族や恋人の気持ちも離れていったり却って近づいていったりする。

 

 マゾヒストがテーマの作品。

 理解できない人にとってはかなり気色の悪い作品ではあるものの、それ故にインパクトは強い。この路線を突き詰めれば、松本人志は唯一無二の映画監督になれただろうが、好んで観る者は少なく興行としては成り立たないだろう。

 

 観たはずなのに内容を一切覚えてない。こんなことあるんだ。

 

 無法者の末路が描かれている。自転車を捨てるシーンが印象に残っている。

 

 芸人の品川ヒロシの初監督作。水嶋ヒロの演技は良かった。

 作品の評価とは関係ないが、これがヤンキーの実体験だとしたら現代の倫理観に適合することは不可能だと思った。

 

 アウトレイジは極道の流動性をひとつのテーマとして受け取っていたが、ビヨンドと最終章に関しては単なる復讐劇という感じ。スカッとはするが、それ以外は何も残らない。

 

 

 インフィニティ・ウォーでアベンジャーズは最強の敵、サノスに敗れ、インフィニティストーンの力で地球上の生物を半分に減らされてしまう。このヒーローの敗北も衝撃的だが、何よりも驚かされたのがその後のエンドゲームの展開である。でぇじょうぶだ、インフィニティストーンで生き返らせればいい。

 

 これも時間遡行モノ。ヒロイン役の女優さんがかわいい。