2025年 3月
リマスター版。ヒューズ編が追加となったことが話題となっていたが、個人的には3倍速プレイ・2周目以降の引き継ぎが可能になった点が本作を別物に変えたと思う。
これにより最も簡単なブルー編をクリアした後、引き継ぎでアセルス編を始めて幻魔をひたすら収集し全員に装備させれば、それだけでほぼ全編がクリアできてしまうという滅茶苦茶なプレイングが可能となり、ゲームバランスが明確に崩壊した。
個人的に思い入れのあるタイトルで何周もプレイしてきたが、本作でもう充分だと感じた。
中国のゲーム会社が制作したメトロイドヴァニア。
武器の数は少ないが、その分様々なアクションができて、慣れてくるとコンボを繋げることもできる点が楽しい。
ストーリーがバリバリの反体制モノで、中国でこういうことをやっても大丈夫なのかと余計な心配をしてしまった。
2025年 2月
アニメ制作のお仕事モノ。SHIROBAKOよりももう少し大きな視点から描かれている。作中のアニメがちゃんと面白そうなのが良い。しかし、覇権アニメってフレーズ聞かなくなったな。
オープンワールドのソニックということでタイトルにもある通り実験作的な位置づけになるのだろうか。ソニックシリーズをちゃんとプレイしたのは初めてなのだが、ストーリーが一昔前のセカイ系みたいな雰囲気で、自分の中の底抜けに明るいソニックのイメージと相反しており困惑させられた。ゲーム自体も繰り返しを意識させられる内容で苦痛だった。
インソムニアックゲームズというソニー系のゲーム会社が制作したスパイダーマンシリーズの2作目。今作では黒人のスパイダーマンが主人公となり、ヴェノムパワー(紛らわしい)という電気の能力によりアクションの幅が広がった。前作と比べるとボリュームは少ないが、中年がプレイするには腹八分目という感じでちょうどよかった。
龍が如く7で春日一番が様々な出来事に巻き込まれている間、もう一人の桐生一馬は何をしていたのか、が描かれている。こちらも外伝なのでボリューム不足感はあるが、このエンディングがやりたかったんやという作り手の気持ちが伝わってきた。
ヴァニラウェア初期の名作。グラフィックの作り込みは今見ても圧倒されるレベルだが、ゲーム性は単純で、操作キャラクターの変更があるとは言えオールクリアに5周前提は流石にダレた。ストーリーは十三機兵防衛圏よりはわかりやすくて良かったと思う。
主人公はコーヒーショップのオーナーで、客の要望に沿った飲み物を提供することで会話が発展していくというノベルゲーム。流石にこれだけじゃつまんねえよなーと思ったのか、エルフとか吸血鬼とか狼男とかオークとか様々な種族が共生する架空のシアトルが舞台になっている。話の内容はもうほとんど覚えていないが、自分にラテアートのセンスがないのは痛いほどわかった。
内容がつまらないのはタイトルでわかりきっていたからどうこう言うつもりはないが、UIがひどすぎる。オープンワールドなのにマップがいつでも見られないってどういうことなの。
短編集。ちょっと前までは白井と言えばグロ一辺倒という感じだったが、最近はグロもありつつ、しっかりとしたホラー・SFミステリを書く作家という印象になりつつある。初期が飴村行なら最近は小林泰三に近づいていてきている感じだろうか。本作で一番面白かったのは「奈々子の中で死んだ男」、オチがキツイ。個人的には地雷グリコよりも本作の方が昨年のベストに相応しい感じがした。名探偵のいけにえ、エレファントヘッド、そして本作とここ数年の打率の高さは異常とも言えるし、間違いなく今後が楽しみな作家の一人だ。しかし、今村や阿津川を差し置いて白井が若手ミステリ作家のトップに躍り出るとは誰が予想しただろうか。
2025年 1月
説明が少ないタイプの映画。清掃員の男の日常が淡々と描かれている。
日本を舞台とした作品で監督はドイツ人。どういう意図でこの映画を撮ったのか謎。
B級ホラー。作り手のぬいぐるみ好きが伝わってきてすごい良い映画だと思った。
親の遺産で生活している無職の男が片親の少年と出会って変化していくという内容。
登場人物があまり好きになれなかったが、終盤のライブのシーンは良いと思った。
メトロイドヴァニアの記念碑的な作品。よく作り込まれていて今プレイしても普通に面白かった。
昨年のミステリ関連の賞を総なめにしたギャンブルをテーマとした作品。青崎有吾と言えば、クイーン流のガチガチのロジックということで期待していたのだが、本作はルールの裏をかく展開の連続で辟易してしまった。裏染シリーズが好きな自分としては、正統派ミステリに回帰してほしいところ。
ばらばらの記述が繋がっていく面白さは自分の中で新鮮だった。カラオケのくだりは怖かった。一応オチもついているし、話題になるのも頷ける内容だった。
2024年 12月
王を選別するという話。主人公の零は頭も良く人格も優れていてリーダーシップもあるというキャラクターでまさに王に相応しい人物として描かれている。これに対して標という零よりも能力が優れているキャラクターを登場させ、どちらが王になるのかという軸で話を展開していくのかと思いきや漫☆画太郎みたいなオチで笑ってしまった。
3人称視点のカンフーアクションゲーム。相手の体幹を削るというシステムはSEKIRO由来と思われるが、体感としてはGOD HANDに近いと思った。全体的なボリューム不足感は否めないものの、個人的には好きなタイプのゲームなので続編が出てほしいところ。
FALLOUTシリーズのスタッフが手掛けたということでほとんどFALLOUTだが、圧倒的にボリューム不足。クラフト要素も武器・防具の改造くらいしかないので、探索の楽しさやゲーム上のメリットが薄れてしまっている。あとPS4でやったせいもあるのだろうが、建物に入ったりファストトラベルを利用するたびに結構長いロードが入るのがわりと苦痛だった。
辻村深月の小説の劇場アニメ化。作者の本は読んだことはないが、この作品に関しては児童文学・ティーン向けという気はした。心が洗われるような良い話ではあるが、本作のミステリ的な仕掛けは早々に看破できてしまうため、そういった視点からは厳しい評価になる。
近代アメリカの光と闇を描いた作品。フォレストがハンディキャップを背負いながらも成功を収めた一方で彼の幼馴染のジェニーは歌手を目指していたがヒッピーとなりセックスやドラッグの影響?で早々に命を落とす。個人的にはダン中尉のエピソードが印象に残った。様々な角度から人生について考えさせられる映画であり、名作と言われるのも素直に頷ける。
サーカスで成り上がる男の話。最終的に男は自分の野心よりもパートナーや家族を選ぶ。自分のコンプレックスの本質を見極めようみたいな話と受け取った。
めちゃくちゃな話だが、実話を基にしている映画らしい。極端な例を挙げて、実際のところ資本主義の本質は金の奪い合いだと暗に示すような構造と思われる。
陸上競技にてドーピングの使用が当たり前だった時代に薬を使わずに勝つスポーツドラマかと思いきや、結果的には弾圧に屈してしまった母と娘の話。悪い意味で期待を裏切られた。
毎日3食マクドナルドのメニューだけで過ごしたら1ヶ月後にどうなっているのか検証するドキュメンタリー。アメリカではドリンクやポテトフライはLが最大ではなく、その上にスーパーサイズというのがあり、これがタイトルの由来になっている。ビッグマックを食べているときに気持ち悪くなって嘔吐するシーンがピーク。
鬼太郎の両親の話。世界観が横溝正史を意識しているようで、グロテスクな描写あり、近親相姦の話ありと家族愛がひとつのテーマでありながら映画館で親子連れが観る内容ではなく、どの層に向けて作ったのか疑問だった。アマプラで観るとシームレスに墓場鬼太郎の1話に繋がるようになっている?のが良い。
戦場という究極の男社会における男たちの愛と厳しさが描かれている。男は男らしくないと男社会から迫害されるが故に強さを見せつける。ただ、そういった厳しさの中にあって磨かれるものもあれば壊れるものもある。作中では日本軍が男の厳しさの象徴であり、捕虜である外国軍が男の慈愛を示しており、お互いがせめぎ合うようなかたちになっている。
デスゲームもの。何の前触れもなくデスゲームが始まり、特に理由もなく終わるという説明を極力排したつくりになっている。
緘黙の女が魚人の男と出会って恋に落ちるという内容。魚人と出会ってからは話の流れが想像出来てしまい、実際にその通りだったのには逆に驚かされた。
2024年 11月
話題の作品。良くも悪くもとてもよく出来ている作品なので、傑作と言う人の意見もわかるし、鼻につくと感じる人がいるのも理解できる。
自分はどちらかと言えば後者寄りで、確かに作画は素晴らしいが、ちょっと肩に力が入りすぎているように見えた。
タルの魔法は10分で切れるというのがひみつ道具との大きな違いで、万能でないが故に主人公の本丸は魔法に依存しない人間に成長する。
また作中には、良いことをすれば良いことが、悪いことをすれば悪いことがその人に返ってくるという仏教的な言い回しが度々登場し、意外と啓発的な内容でもある。
またいくら違法な行為をして荒稼ぎしたとしても巨大資本には勝てないという現実も叩きつけている。
デスゲームものだが、どうしてこういう状況になったのかという動機の部分が斬新だと思った。
序盤の「デスゲームものでは主人公は死なない」という不文律を打ち破る構成も面白かった。
主人公の男のアスペルガー?っぽい感じがよく出ている。
ラストで彼らが否定した”普通”はおそらく”普通”ではないので、話としては少し収まりが悪いように感じた。
2024年 10月
冒頭やあらすじだけ読むと、一般人とは異なった経験をしてきた真太郎が日本社会に切り込んでいく痛快な内容を期待してしまうが、蓋を開けて見ると一度レールから外れてしまった人生の厳しさ・残酷さがコメディチックに描かれている。
個人的には最後の話が、一貫してシビアな視点で漫画を描く作者ならではのエールという感じで印象に残った。
莫大な金額を賭けたギャンブル勝負が描かれている。
命を賭けて大金を求めた先に見えるもの、それがその人間の本質なのではないかという問いかけがあったように感じた。
ループもの。
ループする時間が2分間と短いのが新味だろうが、逆に言うとそのワンアイデアだけで成り立たせようとしている力業のようにも見えてしまった。
160度の高熱の地脈にトンネルを掘る、その一部始終が描かれた記録文学。
戦時下での重要な工事と言えど大量の死者が出ている状況でも敢行されたのだから、やはり当時の天皇の影響力はすさまじく、日本という国が危うい方向へ進んでいたことがうかがい知れる。
2024年 9月
説明が少ないタイプの映画。
観終わった後は正直疑問符しかなかったし退屈な映画だと思ったが、この作品から漂う不穏な空気や負のオーラはボディブローのようにジワジワと尾を引いた。
作中の最後の方でQueen・デイヴィッド・ボウイのunder pressureという曲が流れるのだが、この作品の雰囲気やテーマに非常にマッチしていて、観了後の無気味さややり切れなさの醸成に一役買っている。
ペルソナ3以降のペルソナシリーズの元になった作品、らしい。
ゲームとしては今プレイするとかなり厳しい。ゲームシステムも当然ペルソナシリーズと非常に似ているのだが、こちらはP3のタルタロスに相当するダンジョンで探索するメリットが単純なレベル上げと武器の生成に必要な素材集めくらいしかなく、しかも後者に関しては1回の探索でほとんど集まらないので、ゲームが進行している感覚が薄くて苦痛だった。
戦闘システムも至って普通のターン制コマンド式で、ここにゲームとしての面白みは見出だせなかった。ただ、戦闘BGMは抜群に良い。
ときメモ式のキャラ育成とこの退屈なダンジョン探索の繰り返しになるので、流石に周回はやる気が起きず断念。
シナリオは意外としっかりした伝奇モノで良い意味で裏切られた。序盤~中盤あたりの何気ないかぐや姫の話が物語の核心に繋がる構成も良い。
前述した通りゲーム部分は改善の余地ありなので、リマスターではなくリメイクしてほしかったが……。







































